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生演奏で彩る、白井晃×多部未華子「オーランドー」小日向文世が七変化

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KAAT×パルコ プロデュース公演「オーランドー」フォトコールより、多部未華子演じるオーランドー。

KAAT×パルコ プロデュース公演「オーランドー」フォトコールより、多部未華子演じるオーランドー。

KAAT×パルコ プロデュース公演「オーランドー」が、9月23日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールにて開幕。これに先がけ、本日9月21日にフォトコールと囲み取材が行われた。

白井晃が演出を手がける本作は、20世紀のモダニズム文学を代表するヴァージニア・ウルフの小説を、アメリカの劇作家サラ・ルールが翻案したもの。日本初演となる今回の上演版では、あらゆる女性を虜にする青年貴族・オーランドー役を多部未華子、彼を寵愛するエリザベス女王役を小日向文世が演じるほか、小芝風花戸次重幸池田鉄洋野間口徹が出演する。

フォトコールで公開されたのは、冒頭のシーンから第1幕5場まで。舞台後方に海の映像が映し出されると、演奏者の林正樹、相川瞳、鈴木広志が登場。やがて、3人が奏でる柔らかな音色に合わせて、多部扮するオーランドーが舞台上に静かに姿を現した。

少人数のキャストが20役以上を演じ分ける演出が印象的な本作。顔を白塗りにした戸次、池田、野間口の3人は、年代や性別の異なるキャラクターを次々と演じながら、ストーリーを動かしていく。3人と同様に顔を白く塗った小日向は、荘厳なドレスをまとって登場し、自身が寵愛するオーランドーにキスを迫る。また、フィギュアスケートを得意とする小芝は、ロシアの美しい姫君サーシャを軽やかな舞いで表現した。

囲み取材には、出演者6人と演出の白井が出席。キャスト陣がさまざまなキャラクターを演じる演出について、白井が「楽しい七変化が見られる作品になりました」と手応えを語ると、小日向は「こんなお化粧をして、こんな衣装を着られる作品に出られるとは。芝居を続けてきてよかったです(笑)」と笑顔を見せる。またサーシャ役を演じる小芝は「多部さん扮するオーランドーを誘惑できるように精一杯がんばります」と多部に視線を送り、主演の多部は「少人数の舞台ですが、華やかで盛大な作品になるよう、そしてお客様に楽しんでいただけるようにがんばります」と意気込んだ。神奈川公演は10月9日まで。その後、長野、兵庫、東京にて上演される。

KAAT×パルコ プロデュース公演「オーランドー」

2017年9月23日(土・祝)~10月9日(月・祝)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール

2017年10月18日(水)
長野県 まつもと市民芸術館

2017年10月21日(土)・22日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター

2017年10月26日(木)~29日(日)
東京都 新国立劇場 中劇場

原作:ヴァージニア・ウルフ
翻案・脚本:サラ・ルール
翻訳:小田島恒志、小田島則子
演出:白井晃
出演:多部未華子小芝風花戸次重幸池田鉄洋野間口徹小日向文世

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